健康づくりのウォーキング


池田忍

株式会社Spx-pro 代表

健康運動指導士 

産業カウンセラー 

日本体育協会公認水泳教師  



健康づくりのウォーキング

ウォーキングは、障害が生じる危険度も少なく、老若男女問わずに行える運動です。これから運動を開始するという方でも、抵抗感なく継続して取り組みやすい運動のひとつです

 

ウォーキングの効果

ウォーキングは酸素を身体に取り入れながら行う有酸素運動です。長く続けるほど、脂肪をエネルギーとして燃焼しやすくなります。脂肪が減少することにより肥満も解消され、代謝がよくなることで血中脂質や血糖値、血圧の状態の改善にも有効です。心肺機能の維持・向上の効果もあります。また歩くことで荷重がかかり、骨に刺激が加わるので、骨の強さが増しやすく、骨粗しょう症予防にもよいといわれています。さらにウォーキングには快感ホルモンの分泌を促し、精神的な緊張や抑うつ、敵意、疲労、混乱などのマイナスの感情は低下し、プラスの感情である活力が上昇するという感情への効果も報告されています。脳の血行もよくなり、脳の活性化が促されることで認知症のリスクを低減させるという報告もあります。

 

健康づくりに効果的なウォーキング

低強度は、家の中の移動や意識せずにだらだらとした歩行、洗濯や料理、掃除などの家事になります。中強度は、大股で地面を力強く蹴る歩行、汗ばむ程度の速歩き、会話ができる程度の息が弾む歩行、山歩きなどです。高強度はきついと感じる運動や激しいトレーニングを指します。健康づくりのウォーキングは中強度が最適な運動強度とされています。

 

健康づくりに適切な歩数って?

健康増進ための基本的方針を示した健康日本21では、平成25年度から平成34年度までの歩数の目標値として2064歳までは男性9,000歩、女性8,500歩、65歳以上では男性7,000歩、女性6,000歩が掲げられています。1日当たりの歩数と中強度の歩行時間で予防できる可能性のある病気や病態は高血圧症や糖尿病、脂質異常症、メタボリックシンドロームなどとされています。生活習慣病を予防するのに有効な歩行は「18,000歩、そのうち中強度の歩行が20分」が適切な身体活動量とされています。

 

ウォーキングで気をつけること

運動習慣のない人や、体力に自信がない方が、歩数や運動強度の高いところを無理に目指すと健康を損なうおそれがあります。まずは今よりも身体を動かす時間を増やすこと、歩行時には中強度の歩行を意識すること、毎日の習慣として無理なくウォーキングを続けることが大切です。体調や天候が優れないときは無理をせずに休み、その分調子のよい時に少し多く歩くなどしてみてもいいでしょう。ウォーキング後の疲労感をみて、疲労が残る場合はやや目標を下げ、2か月間疲労を残さず継続できれば目標を上げるなど、目標の調整を行いましょう。

 

株式会社Spx-pro は、地域住民の健康維持やメタボリックシンドロームの改善・予防、町おこし、社員同士の交流会などにオススメのイベントです!自分のペースで歩きながら、決められたコースに従いゴールを目指す「歩け歩け大会」。地図を見て、決められたポイントを通りながらゴールを目指す「ウォークラリー」。スタッフと一緒に、街並みや自然を楽しみながらゴールを目指す「アクティブウォーク」。ご用意しているウォーキングイベントは多色多様。ぜひ目的に合った内容をお選びください。

 


地域住民の健康づくりや

従業員の健康維持をお手伝いする

株式会社Spx-pro